ワタが求肥の鮎を買って食べた。自分で買ってきたことはない。だから、とんと久し振りだ。

母親はいつも鮎をわたいの目の前でゆらゆらと泳がせて「生きとうわ」と言いながら、わたいの口に放り込んだ。アホだ。

父親はきんつばが好きだった。日曜、買ってこようか。きんつばは泳がんが。