新作落語(前半改めました。タイトル未定)のあらすじ

太った男が冬でも扇風機を手放せない。扇風機が突然喋りだす。「自分は宇宙人で扇風機に擬態している。予知能力もあって、もうすぐ流行り病(やまい)の騒動が起こるので、いつも使ってくれているよしみで、あなたを助けます」と言う。

コロナウイルス騒動が起こる。扇風機は男の顔の前に浮かんでいるウイルスを風で吹き飛ばす。それから、扇風機は自分の体に膨らし粉を入れてくれと言う。風に入った膨らし粉にウイルスが引っ付き、ウイルスが目に見えるほど大きくなる。男は宅配便に入っているプチプチみたいに指でつぶしていく。

つぶしていくが、それに追っつかないくらいウイルスが増えていき、男はビールの泡におぼれそうな感じになる。扇風機は変身し、タケコプターのようになって男は空を飛ぶ。男はこれで助かったが、他の人たちはどうなるのだと元扇風機に聞くと「大丈夫。世界には自分みたいに物に擬態している宇宙人がいっぱいいるから、みんな空を飛んで助かるよ」と答える。

下の方を見ると、森のところに雲の上に寝ている人がいる。あれは誰かと聞くと、患者さんで、こんな高いところだと空気が薄いから、できるだけ低いところ、森の上なら酸素も多いし助かると答える。上を見ると、背中に羽が生えた人がいる。それは亡くなった人で、天使になって気持ちよく飛んでいる人だ。

地上には泡のようになったウイルスだけで、すぐにウイルスは死んでしまう。一躍世界のヒーローになった男は・・・。

 

これはあくまでもあらすじで、一切のギャグは省いています。自分の頭の中では台本として完成しているんですが。寝たきりのため台本のような長文は書けません。もし興味を持っていただけた噺家さんがいてはったら、ご自由に噺として膨らませてネット配信にでもお使いください。その場合、できましたら私にご一報いただければ幸いです。私の考えているクスグリとか下げとかをお伝えいたします。お伝えしますが、それをお使いになってもならなくてもかまいません。以上よろしくお願いいたします。みんなでコロナを笑い飛ばしましょう。