レバノンの子供はチョコレートを食べようとしただけで死ぬ。自分の命の自由がない。日本の子供は死なないでおろうとすれば生きられる。学校に行きたくなければ登校拒否もできる。いろんな家庭環境はあるだろうが、助けを求めれば誰かは聞いてくれる。よっぽどのことがない限りは逃げようと思えば逃げられる。
それでも逃げない。逃げられると想像できない。想像できないほど追い込まれている。親や学校や垂れ流しのメディアや、そういった世情が子供を追い込んでいる。チョコレートの地雷と日本の世情はいっしょなんだよね。
しかし、職業に貴賎はないというけれど、地雷を製造している工場で働いている人たちは、自分の子供に「お父さんの仕事はね」って説明できるんだろうか。これは前々から思っている。