新しい時代の幕開け

9月29日の「鶴瓶と誰かと鶴瓶噺
開演前、幕が開く。舞台の真ん中でフラワーアレンジメントのパフォーミング。木と花が活けられていく。アーティストの男性が空気とマッチして、妙にかっこいい。
その花をバックに、いつもの“立ち”での鶴瓶噺。若手ゲストとのトーク。休憩を挟んで、ゲストが一席。師匠が二席続けて。落語が終わると、スクリーンにフラワーアレンジメントから落語までのその日の模様が走馬灯のように映し出される。BGMはサザンのバラード。
こんなお洒落な落語会は見たことがない。師匠は新しい落語会のスタイルを模索してはる。これからも、師匠にしかできないいろんな落語会の可能性を見せてくれるだろう。志の輔師匠の「志の輔らくご」もそうだけど、いろんな落語会の形があっていい、というか、あるべきなのだ。
今、ラグビーワールドカップの真っ最中。伝統のラグビー強国、ホームユニオンのウェールズアイルランドが準々決勝8強に進めなかった。それぞれ、フィジーとアルゼンチンに負けたのだ。番狂わせのほとんどないラグビー。フィジーウェールズに勝ったのにはびっくりした。アルゼンチンの場合はびっくりしない。ここ数年のアルゼンチンの充実ぶりは目を見張るばかりだ。このまま優勝してもおかしくない実力を身につけている。
そればかりではない。8強に残ったフィジーに4点差惜敗の日本も含めて、力が落ちるチームの善戦がこの大会では目立つ。こういう流れがラグビー人気の底上げに繋がる。
今大会の参加チームが20カ国。次回から16カ国に減らそうという話がある。あかんよ、そんな弱いさんチームの頑張りに水差すようなことしたら。減らす理由の一つが、開催国のニュージーランドの宿泊施設の足らんこと。
ホテル泊まらんでええから、日本出してくで〜。プレーヤー一人一人、テントしょって行くから。