11月28日、師匠へ

師匠、お疲れ様でした。おいしいお酒を飲んではることと思います。昨日、とても感動したと、この頃付き合っている人妻(清い交際です)に言ったら、ほんなら今日行ってみると言って、チケットもないのに行ったそうです。そしたら、開演ぎりぎりにキャンセルがあったとかで、運良く師匠のらくだ体験をすることができました。泣いたというメールが来ました。人妻の中にも、松鶴師匠やお母様、青木先生が生きていますよ。
実は、私も昨日、行けるかどうか危なかったんです。
日曜の繁昌亭での井上さんの披露宴にも行ったんですが、そのときから車椅子の調子がおかしかったんです。車道を渡ってたら停止したり、そのときはすぐに動きましたが、あと、こっちの異常の方が大きいんですが、勝手に右へ右へ曲がっていきよるんです。右翼の街宣車ちゃいますよ。このこと言ったら、吉坊さんから「船徳か?」というお言葉をいただきました。日曜はだましだまし家に帰りましたが、こんなん恐ぁて乗っとれません。駅やったらホームから落ちますわ。そやけど火曜は師匠のらくだ。行かないわけにはまいりません。
日曜、直進不能で自力で家に帰れなかったら諦めて修理に出さなしゃーないですが、何とか帰れましたし、とにかく「らくだ」は絶対行きたいし、ということで、この船徳右翼街宣車で行くことにしました。それから修理です。でも、行くことにしたといっても恐い。そこで、ネットで、火曜夜の部に行く人の中から私といっしょに行ってくれる人を探したんです。家まで迎えに来てくれとは言えませんから、梅田から。万一動けなくなったとしてもそこから手押しをお願いしたんです。そうしたら・・・。
自分はチケットを取れなかったので入れないが松竹座の前までいっしょに行ってあげると言うてくれた人がいたんです。行きたいという気持ちは私が一番よくわかると。ものすごく感激しました。こんないい人もいるんですね。でも、そうといってもそんな優しい人に甘えることはできません。松竹座まで行って、みんなが館内に入っていく中を一人帰らなくてはならないなんて残酷すぎます。それで、優しいお気持ちだけありがたくいただきますと言ったんですよ。
当日「こんな優しい人がいたんですよ」とネットで流したら、なんと「チケットが1枚余ってるよ」という人が現れたんです。それが「らくだ」開演4時間前。急いで先の方に連絡しました。もう、こうなったら私のことより、この人を行かせてあげたいですやん。火曜当日、家を出るまでパソコンにかじりつきでした。
こんなドラマのような展開で、梅田から二人で行くことができました。26歳新婚人妻さんだそうでした。もちろん、楽日に行った、この頃付き合っている人妻とは別人です。最近、人妻に縁があります。この新婚人妻さんは道祖神ではなく、お地蔵さんのような容姿でした。あっ、それから、チケットを譲ってくれた人が、どうせ没になるはずだったチケットだからと、お金を取ってくれなかったんですよ。超英人の下に集まる人はみんなええ人です。そんなこんなでみんなが幸せになりました。いい出会いをありがとうございます。