ビードロの思い出

友人の日記で、精巧なガラス製品のはかなさについて振られた折のコメントより。

昔、デパートの長崎だったか、物産展で、母親がぽっぺんを買ってきた。帰るなり、嬉しそうに包みを開けて箱から取り出し、即、母親は「うわぁ、無茶苦茶薄いなぁ」と感心した様子で、ぽっぺんの底を指で軽く弾いた。

パリッ

・・・しばしの沈黙の後、母子二人で大笑いしたというような類い稀な経験をあなたはしたことがあるか。