わたいは大安売りの谷町です

先月、三月場所の十四日目、夕方5時頃、阪神の上りにすもん取りが乗っていた。場所中、そんな時間に乗ってるんだから、十両以上の関取じゃない。その日、取り組みのない幕下以下。兄弟子になんか使いを頼まれた帰りなんでしょう。
車内は立っている乗客もいるという混雑ぶり。でも、その人、座ってる。それも大股開いて。しかも大スポ読んでる。まっ、これは別に何を読んどってもええんやけど、明らかに二人分、場ぁを取ってる。
すっかり頭に来たわたいは「おいっ、そこのアホのチョンマゲ、立ったらんかいっ! 仮にすいとったとしても、足腰鍛えなあかんから立っとかな出世せえへんくらいやのに、お前、どういう了見しとんねん。少なくても、足閉じぃ! 恥知らずが。大スポ読むな! これはどっちでもええけど」・・・・・と、言いたかった。
ことわっておきますが、大阪スポーツはええ新聞です。(わたい、気ぃ弱い?)
先日、毎日新聞の読者投稿欄に同じような光景の目撃談が出てた。こっちはJRですもん取り5人が並んで座ってる。驚くべきことに、前にサングラスを掛けて白い杖を手にした80歳くらいのお年寄りが手すりを持って立ってたというのだ。
何なんでしょ。何が国技やって言いたくなる。そら、みんながみんなそんな人ちゃうでしょが、部屋で社会常識仕込まな相撲界のイメージ悪なるで。
「若い衆よぉ、電車の中で席取っとったらよぉ、一生、相撲で関取と呼ばれんぞぉ」