ストレスちょっとでも解消法

昨日の毎日新聞日曜版のコラムにこんなのが載ってた。患者の悩みを親身になって聞いてあげる看護師さんほど長続きせず、早く退職する。他人のストレスを聞くことで、自分にそのストレスがたまるそうだ。そのストレスを発散する場を持たなくてはいけないらしい。
わたいの場合、相手がそういう「いい人」だと知ってたら、かえって相談事がしづらい。看護師なんかを職業にしている人やったらなおさらだ。たくさんの人の悩み、愚痴を聞いてあげてることが容易に想像つくやない。つらいどぇ。
わたいのストレスちょっとでも鎮める方法は、楽しんでる人を見ることです。
わたいはラグビーが好きで神戸製鋼のファンなんだけど、これがただゲームに勝ちゃあええっちゅうもんでもないのです。勝ってもつまらないゲームをしたらダメ。トーナメントはそうもいってられないけど、それでも、やってるプレーヤーが楽しんでやるのが一番。楽しめるというのが自然に勝ちにつながる。昔、7連覇してた頃の、大西キャプテンの優勝インタビューの言葉が忘れられんね。「よそよりうちが、ちょっとだけラグビーが好きやいうことです」 これ聞いて、しびれたねー。今、低迷してるけど。来年から上り調子になります。来年て、今年はどないやねん! 今シーズンまだあるやないかいっ! 昔の阪神ファンのように、ちょっと自虐的になってます。
映画なんかでもそうで、こんなん作ったら客が喜んで、ようけ入るで、とか、そういう商業主義的な映画は好かん。ここらでちょっとシリアスなん作ったらアカデミー賞取れるやろとか、打算的なんも嫌い。やっぱり本当に自分が作りたい物作らなきゃ。作り手のメッセージに共感できてもできんでも、その人の熱意を感じるだけで価値はあるし、清々しい。
わたいはときどき障害者が通うデイサービスに顔を出す。わたいも籍はある。
ここの仲間はみんなマイペースだ。誰の顔を見ても、まず「行こか、行こか」と言う人がいる。とにかくどこかに行きたいんだろう。わたいに、自分の言いたいことだけかなり一方的にゆっくり喋る人がいる。とにかく聞く。内容はけっこう面白い。邪気がないから、ずっと聞いとれる。その一方的に喋る彼が、おやつなどを、手が不自由なので自分一人食べるだけで精一杯なのに、わたいの口に入れてくれる。他の者がやると機嫌が悪い。わたいが行くと「いやー、久しぶりー。会いたかったわー。今日はほんま嬉しいわー」と言ってくれる人がいる。バーのチーママのようだ。けど、体は松村邦洋のようだ。
何のてらいもなくストレートに生きてる仲間の中にいると落ち着く。気持ちのいいお湯に浸かってるような感じだ。でも、ずっと浸かってたら、体がふやける。世間の荒波にもまれなくては。荒波にもまれながらも船漕いで、もまれて酔って酔いどれて、知らず知らずにこけて道端で寝転がる。
わたいのストレス解消法は、酔いどれて道で寝ることです。これからの季節は寒いです。わたい、何書いとんや。わけわからん。