青春グラフィティーK君

学校の1コ下の学年にK君がいた。K君は小学生のとき(何年だったかは忘れた。わたいが事件を鮮明に覚えているので高学年か?)教室で飼っていた金魚の腹を指で開いたという猛者(モサ)だ。といっても、残虐性はない。金魚がどうやって動くのか仕組みが知りたかったらしい。好奇心旺盛な子だった。

K君はちょっとだけ言語障害があった。「し」の発音が「ち」になるのだ。これ自体、大した問題ではない。江戸っ子だって「し」が「ひ」になるんだし。

中学のとき、うちの学校に「新保」という名前の先生がいた。「しんぽう」と読む。K君はよく廊下で、大きな声で「新保先生〜」と名前を呼んでいたものだ。

これは大した問題だ。

ところで、上新粉好き?