都おどりと3円+3円=6円と残像思念

たまさんの会で、中トリで出てきはったたまさんが、いきなり「トイレ行きたい人います? こんなん言うても、手ぇ上げられへんでしょうが。ここでトイレ休憩します。何分か、わたしの出囃子の『長崎さわぎ』を唄入りで流しときますんで、行きたい人は行ってきてください」と言って、そそくさとまた袖に入っていかはった。あと一席で中入りやのに何でや?と思ったが、何とまぁ、ようけの人がぞろぞろと席を立つ立つ。長ぁても5分ほどやと思うのに、こんなん、みんな、用足せるの?と思うくらい。トイレ休憩の意味はあった。

「長崎さわぎ」の演奏が始まって1分ほどして、この日のゲストの都師匠が曲に合わして踊りもって出てきはった。独特の踊りだ。これがほんとの都おどりだ。感動しましたわ。サービス精神満点。I love 都師匠!

娘さんが東京から来た男友達を家に泊めるというので、ご自分の高座が終わったらすぐに帰ると言ってはったが、中入り後のトリのたまさんの高座の途中でも、踊りもって舞台を横切らはった。家、気になるでしょうに。早よ帰りなはれ。I love 都師匠!

たまさんの「壺算」は福笑一門お家芸の“きばる”噺になっていた。他の客がカンテキを買うくだりで、水壺でのごたごたとシンメトリーな演出も。このシンメトリーは好きですな。最後半では、なんか計算がこんがらがった。

新作ネタでは、残像思念でちょっとアイデアが浮かんだんだけど、たまさんにお知らせしてみようか。

加筆、ちゅうか訂正

昨日、何や知らんが勢いで「シンメトリー」という言葉を使ったが、我ながら、この場合、左右対称て意味わからんとずっと心に引っかかっていたので「リフレイン」という言葉に直します。