む雀30年!

日曜日に行ってきた。

ハーモニカ演奏と長唄言語障害がまだ残っているので、落語を聴かせていただくのはもうちょっと待たなくてはいけない。代わりに、兄弟子の九雀さん、同期の米平さん、三歩さん、竹林さんが落語を担当。九雀さんが前座で、高座返しもやってはった。普通、若手がやる高座返し。九雀さんの高座返しは、もう目にすることはないだろうなぁ。同期の噺家さんを集めはったのは、む雀さん、一からの再出発を期しているということかな。ここに喜丸さんの名前がないことを思う。命あっての物種ですね、む雀さん。

ハーモニカ演奏。やはりおととしの夏より腕を上げてはる。コンクール世界一で、む雀さんの先生でもある、あらいなおこさんとのデュエット。コーナーのMCもあらいさん。コーナーのラスト曲前に、この日の総合司会的な役割の三代澤康司さん、舞台に登場。この登場は打ち合わせになかったのか、む雀さん、びっくりして、照れ隠しに笑顔がこぼれる。この笑顔がいい。これで緊張がほぐれたのか、一言二言喋ってくれた。む雀さんのお声が聞きたいお客が集まっているんです。言語障害があったって喋っていいんです。