心地よくボーとする

今日は3時間、東灘うはらまつりでボーとしてた。毎年恒例のボーだ。
サンバで有名な神戸まつりの一環で、毎年、神戸まつりと1週間前後して市内各区のまつりが開かれる。その東灘区のまつりだ。内容は、まっ、普通の地域のまつりだ。婦人団体や福祉施設、その他が出してる出店がズラーっと並んでて、メインステージでは戦隊物の子供ショーやママさんコーラス、地元の高校のチアリーディング部の演技、民謡教室の発表なんかをやってる。
会場の一角、隅っこにあるのがフォークコーナー。ホンマに隅っこでやっていて、昔は公衆トイレの横でやってたこともある。落語の「道具屋」ちゃうで。それでも毎回、恒例のコーナーで、このまつりの名物になってる。神戸じゃ有名なジャグバンド、春待ちファミリーバンドが仕切っている。春待ちさんの音楽仲間の方々がまつりの開催時間6時間の間、入れ替わり立ち替わり演奏する。主にフォークが中心だけど、フォークじゃなきゃぁあかんということはない。何年か前、オーストラリアのアボリジニ民族音楽を聴いたこともあるしね。このフォークコーナーで何も考えず、ボーとしてるのは気持ちいい。
春待ちさんはジャグバンドだけど、ジャグバンドとは日用品で音楽を演奏するバンド。洗濯板や桶、櫛やのこぎりを楽器にして演奏する。とにかく楽しい音楽だ。老若男女誰もが楽しめる。春待ちファミリーバンドのページはここhttp://www.orcaland.gr.jp/~morris/haru/index.htm
リーダーの澤村社長のトークもいい。人の心を引き付ける。そんなに声を張るわけではないのだけど、かもし出す空気感が絶妙なのだ。みんながわからないようなクスグリをボソッと言わはることも少なくない。この間(ま)が絶品で、笑いとは間が命だとつくづく思わせてくれる。子供を相手にするのも実にうまいのだが、それは次に回す。
爽やかな春の空の下、音楽を聴きながらのボーは、ある種、贅沢だ。平和な時間が流れる。途中、春待ちさんの演奏では、大人も子供も輪になってお遊戯したり。メインステージの出し物の音楽も流れてくるが、それがBGMのフォーク。(どんなんや!?) 「メインステージに負けないようにやります」という社長が、メインステージから「ソーラン節」が流れてきたら「♪ソラン、ソラン、ソラン、はるかな宇宙から」と、わたいが五つ六つのときのテレビアニメの主題歌を小さくボソボソッと口ずさむ。その歌、だ〜れも知らんて。
ゆるぅっと時間に身を任す。http://www.flickr.com/photos/7865992@N02/tags/07uhara/show/