アツくない人

今朝のスポーツ紙の1面トップ記事は「星野監督が去年亡くなった名参謀、島野コーチの遺影を北京に持っていく」だった。このところ、マスコミは野球の話題といえば、星野、星野、星野だ。

いや、星野監督に何も文句ないよ。島野さんの写真も持っていってもろていいんだけど、実際に野球をやるのは選手やよ。何で星野、星野、星野やねん。なんぼ、日本でのオリンピックの顔で、記事やテレビのニュースで流したら、売れ行きや視聴率がよくなるんかしらんけど、監督の私的な持ち物がトップ記事というのは行き過ぎちゃうのん。プレーする選手の立場がないではないか。これで優勝でもしたら監督が絶賛され、負けたら選手が悪いと、なんかそういう風潮になりそうな気がする。

と、40でこぼこ男性ヘルパーさんに言ったら「そうですかぁ?そんなこともないと思いますけどぉ。まぁええんちゃいますのん」。何でやと聞いたら、特に理由もなく、別に自分に関係ないからという、そんな感じだった。

陸上のロングジャンプの踏み切りに関するルール、あれ、変えた方がいいと思う。踏み切り板から爪先がちょっとでも出ていたら失敗というのはあまりにもかわいそ過ぎる。それまで何年もの練習がその一瞬でパーになるんでしょ。踏み切りのスペースの幅をある程度余裕を持たせて、その跳んだところからの距離を計ればええんちゃうのん。それで何の差しさわりもないと思うけど。

と、40でこヘルさんに言ったら「別に変えんでもええんちゃいますかぁ。そういうことも含めた幅跳びという競技なんですから」。何でや?どれだけの距離を跳べるかという競技やん。踏み切り板を意識するのが競技の本質ちゃうやろ。別にええというのは、これも自分に関係ないからみたいだ。

「私も子供のとき、マラソン、何で一般路上でするんかわからんかった。右へ左へ曲がる意味がわからない。42.195キロ、全部、競技場のトラックですればいい」。そんなん、周回遅れで誰が何周遅れか頭こんがらがって、先頭どっかわからんようになるわ。「ほな、直線道路で」。そんな一直線の道路、どこにあんね〜〜〜ん!? 「作ればいい」。あんた、そんな簡単に・・・。

何でマラソンの話を出したかというと、話を切りたかったからと言う。介助の時間、決まってるからね。・・・?、いやいやいや、わたいの喋り過ぎが原因で時間超過したことないと思うが。だいたい、話を切りたくて、話を展開させてどうすんねん、ちゅうことだ。「あっそうか。星野も幅跳びも『そうですね』と答えといたら切れるんですね」。・・・・・アタリマエ?

世の中、斜に構えて眺めてる人で、脱力系、オタク系? でも、不思議とアブナイ感じが皆無なのはこの人の人徳か。こないだ、母親に出し抜けに「あんたもイライラせんときよ」と言われたと、ボソボソとぼやいてはいたが。

おいしい存在だ。