小朝師匠の怪談噺

松竹座に行く。歌舞伎やないけど。小朝師匠の古典をじっくり聴く。「お札はがし」。9月とはいえ、まだ夏の名残もあるから怪談噺という選択かな。

いいねぇ。以前聴いた喬太郎さんのもよかったが、それとはまたタッチが違う。全体が軽快に進行していく。本当にライト感覚。怪談だけど、自然に笑える場面もところどころある。それが、ラストの10秒、ぞぞぞっと来る。怖い。とんでもなく怖い。幽霊の腰から下のようにフェードアウトして終わるんだけど、その余韻の持たせ方がたまらない。ここぞという笑いのために、そこまで笑わすのを我慢して抑えるというのはよく聞くが、これはそれとは逆に、ラスト10秒の恐怖のために、そこまで軽快に笑いを入れていたんだ。名残の夏にいいものを聴かせていただいた。

会が終わって松竹座を出たら、肩をポンと。誰かと思えば、えええーーーっ!!鶴瓶師匠! 松竹座から出て来はったのではなく、向こうから来はった。偶然、道でばったりというのはでき過ぎでしょね。小朝師匠に会わはる用事がおありやったんかも。

そのあと「シティ・オブ・メン」という映画を観ようかな、どうしようかなと思てたんだけど、観んと帰った。いいもの聴いたあとだしね。あと口に観るには濃そうな映画だし。上映まで2時間弱もあるし、時間つぶすのもしんどい。道頓堀の道端で将棋もやってないだろう。なんのこっちゃ。いや、先週は十三の商店街で縁台将棋をやってて、それを見て時間をつぶした。心斎橋から十三へ映画のはしごをした。

本来なら、この後、まだ続けるんだけど、今日はここで切ります。なんでかって、mixiキリ番7,000番が寸前だから。以前、公約したようにお女中が踏まはったら粗品進呈です。公式HPのキリ番7,000番も近くて、こちらは自己申告制ですが、性差別なく粗品進呈です。よろしく〜。先週の映画はしご話は後日。