大秘宴會、5日のメモ

車椅子はスイッチ周辺のトラブルなので、応急に操作部を代わりのんに付け替えてもらう。

南光師匠「素人浄瑠璃

この日は両師匠が長講を一席ずつ。「素人浄瑠璃」は長講というイメージもないが、特に枕が長めということもないけど、枕も含めて余裕を持って伸び伸びとやってはった。これは全く勝負ではない。ゆったりとしている。

中入り

鶴瓶師匠「らくだ」

気合いが入っている。2年前を思い出した。

昔、六代目が若手噺家にある根多の稽古を付けているとき、そこに鶴瓶師匠が顔を出した。「あっ、鶴瓶や。聞かれたらあかんから、よそ行てしょ」 その若手噺家が南光師匠。まぁ、六代目は考えがあって、鶴瓶師匠に生涯、稽古を付けなかったんだけどね。

両師匠は、年は同じだけど、入門は南光師匠が2年先輩。でも、南光師匠はいつも「鶴瓶さん」と「さん」を付けて呼ぶ。「あなたは落語をやってないときも、何をしているときも、いつも落語家だ」と言ってはるそうだ。「鶴瓶さん」に「らくだ」をするよう勧めたのも南光師匠。

鶴瓶師匠は「今日は見守られて『らくだ』をやった」と言ってはった。そうやね、南光師匠は、今日は「鶴瓶さん」の「らくだ」を聴きに来はったんや。

後輩をリスペクトする南光師匠の器は大きい。