エル・カンタンテとピリペンコさん

エクセル・ラボーはステージ上での名声と陶酔を手に入れた。彼の歌声は世界中に愛されたのだけれど、私生活はボロボロ。女性関係激しく、ドラッグに溺れ、身の破滅。

予告編で見たピリペンコさん。ウクライナの片田舎で年金生活を送りながら、取りつかれたように手作り潜水艦に精を出す。傍から見たら訳のわからん趣味なんだけど、とにかく本人は楽しい日々。ピリペンコさんはドキュメンタリー映画に取り上げられたから有名な存在になったけど、こういう自分の趣味の世界にこつこつ打ち込んでいる無名の人はたくさんいる。

どちらが幸せな人生か。わたいはわからない。エクセルは最後の5年間がそうとう悲惨だったらしいけど、それでもどちらかわからない。人生で、ほんの一瞬でも輝ける時があったら、それをよすがにして生きていけるものなのだろうか。

少なくともエクセルは、エクセルの音楽は、世界の多くの人の心の中に生きている。ピリペンコさんも家族や近所の人たちからはゆる〜く愛されてるようだけどね。

で、結局何が言いたいかというと、お女中の皆さん、わたいを愛して、わたいをしゃーわせにしてください。どんな結論や?

追伸 よい子のみんな、ドラッグはいけないよ。身を滅ぼして悲惨な最期が待っている。