木村佳友さんと介助犬

昨日、繁昌亭でわたいの横にいてはった。木村さんのお顔は新聞で存じ上げてるので「オッ!」とちょっとびっくり。

木村さんは介助犬の協会の会長を務めてはって、日本での介助犬普及活動の中心的なお方。補助犬法が成立したのは木村さんのご尽力によるところも大きい。木村さんの初代介助犬シンシアの話は出版物も多く出てたり、教科書に載ってたりもしてる。

介助犬って知ってるでしょうね。ペンが落ちたら拾ってくれたり、新聞取ってきてくれたり、ドアを開けたり、掃除してくれたり、洗濯してくれたり、炊事してくれたり、漬けもん漬けてくれたり・・・どこまで行くねん!・・・途中からは嘘です・・・わかっとうわ!・・・という犬さんです。

月並みな感想だけどおとなしい犬さんだ。落語やってる2時間ちょっと、静かにしてるもんね。一度、どこかかいかったのか、足でカキカキしてたけど、痒いときはかかしたげましょう。

ケータイ鳴らす人間より、来たくない子供を、見させたいからという自分のエゴで狂言に連れていく母親より、落語の途中で車椅子のライトをピカピカさせる怪人より(「まだ言うか?」・・・怪人談)よっぽどエライ。

木村さんに伺うと、言語障害があっても、手のサインで指示に従うよう訓練もできるそうだ。わたいは手も使えないし、手の代わりに足でといっても、足で細かいサインを送るのも容易ではないので、わたいが介助犬を持つのは無理なんだろうなぁ。

傍に寄り添う犬さんは諦めました。どうか、傍に寄り添うお女中求む・・・今までなら、こういう下げに持っていったところだが、もう、こういうことは書きません。ウフフ 何でかは書きません。ウフフ

ウフフフフ・・・

最後になったけど、市楼さんの「へっつい幽霊」力強い高座で心地よかった。染語樓襲名への階段を一歩一歩着実に上っていただきたい。